menu
home ホーム  >  入学案内 > 二部生の声
TENRI KINDERGATEN

二部生の声

天理高等学校第二部ってどんなところ?卒業を間近に控えた四年生の窪田くん、阿部くん、山本くん、前田さん、伊藤さん、早川さんの6人に、天理高校第二部について話してもらいました。

Q. 天理高等学校第二部はどんな人が来ていますか?

A. さまざまな思いや立場の人が来ています。それぞれに違うので、いろいろな考えの人がいます。だからこそ、たくさんの刺激をもらい、多くの絆をつくることができます。

山本 僕は親に勧められて、親に喜んでもらおうと思って来ました。神様にお引き寄せいただいたと思っています。
前田 私は中学生の時に事情をお見せいただいて。特に、おぢばに行った帰りだったので、なぜなんだろうと思い、それをおぢばの学校に来たら分かるかなと思って二部を選びました。
窪田 僕は兄弟が二部に行っていたので、兄にいろいろな話を聞いて、二部は楽しそうだなと興味が湧き、自分も二部で過ごしたいなと思って行こうと思いました。
阿部 僕は、はじめは進学に全く興味が無かったと思います。高校はどこでもいいかなと思っていたのですが、親の勧めもあったり、兄弟が行っているということもあって。特には親元を離れて暮らしてみることで、自分も変わってみたいなと思ったこともありますね。
早川 私は父に迷惑をかけていたということもあって、少しでも親に迷惑をかけないようにと思って、それならば二部だと思って選びました。
伊藤 私は自立したいという思いが一番強くて、さらに親に迷惑をかけたくないという思いが強かったので、「ここだったら親に迷惑をかけずにすむな」と思って二部に行こうと思いました。
司会 みんな様々な思いがあって二部に来ているのですね。

Q. この二部に入学して良かったと思うことはありますか?

A. ありがたいこと尽くめの日々に感謝できるようになれます。それ以外にも多くのことを学び自分を変えることができます。また、ここでしか味わえない友達との生活は一生の宝だと思います。

阿部 入学前は、親のありがたみなどは意識していなかったのですが、親元を離れて親のありがたさというのを痛感しました。さらに二部生は全員が一れつ会の扶育生なので、信者さん方の真心があって生活をさせていただけるということを感じ、心から感謝できるようになりましたね。
前田 私も親のありがたみが一番です。あと、本当の友達ができたこと。一緒に暮らしているので、友達というより姉妹に近いような、何と言ったらいいのか分かりませんが、深いつながりの友達ができました。
山本 そうですね、中学校までだったらなかなか付き合わなかったようなタイプの子とも、仲良くなれた気がします。自分の視野も広がった感じで、今では同級生全員と仲良くなれています。
窪田 あとは、自分勝手なことが無くなったような気がします。中学校まで、家に居たときは「手伝いをして」と言われても何もせずに過ごしていましたが、二部に入学して帰省などで帰ったときには「あれもしよう、これも手伝おう」と自分で思えるようになりました。そういった、周りに気を遣えるような心を持つことができたと思います。
山本 そうですね、帰省のときは成長したような感じがあります。はじめは寂しくて家に帰りたくてたまらなかったように思うのですが、良い仲間がたくさんできたので、今では帰省をしても早くおぢばに戻りたいと思っていますね。
前田 帰省をすると寂しいではないんですけど、そんな気持ちになります。
窪田 本当に友達はかけがえない存在で、すごく恋しくなったりもしますね。
山本 でも、地元の同級生と会っても、自分が大人になれたなとも思います。
伊藤 やっぱり、つとめ先の影響が大きいんではないかと思います。

Q. 昼間のひのきしんは大変ですか?

A. 初めは戸惑うことも多かったのですが、何事にもやりがいを見つけることができるようになりました。限られた時間の中で精一杯働かせていただいて、喜べることが増えました。

窪田 時間の限られた生活ですが、何事も時間を気にして行動できるようになりました。最初は時間に追われているという感じだったのですが、それがあったから限られた時間の中で様々なことを考えることができるようになりました。昼間にひのきしんをして、夕方から学校なので、一分一秒を真剣に通れるようになりました。二部だからこそという感じがします。
前田 四年間おぢばで伏せ込めるってことは、すごいことだなと思います。自分を成長させるのに、とても意味があると思います。
早川 それに、大人の人との接し方をひのきしんを通して学んだ気がします。自分もすごく大人になれたというか、今後のために、たくさん学ばせてもらっている感じがします。
司会 それぞれに二部での生活を通していろいろと成長させてもらえたということですね。

Q. 四年間の高校生活、おさづけの理を拝戴しての高校生活はどのようなものですか?

A. 四年間は長いように思えますが、通る中ではあっという間のように感じます。特におさづけの理を拝戴し、ようぼくとして高校生活を送ることができるということは、非常にありがたく感じます。

山本 およそ一年間ですが、ようぼくとしての日々は大切だと思います。
窪田 やっぱり、行動に移すことができますよね。実践できる感じです。
早川 私は、ようぼくになって、おさづけを取り次がせていただくことに戸惑いを感じるところがありました。でも、高校生活をしている中だと毎日おたすけをさせてもらえる気がします。地元では毎日させていただくことも無いような気がして。寮でも、たすかってもらいたいと、すぐに行動に移せるところがあります。
前田 この時期に、この環境で過ごせるというのはとてもありがたいです。
伊藤 ようぼくとして、一年間過ごせたから、自然とおさづけを取り次がせてもらおうと思えるようになりました。その中で、ようぼくとしての通り方や、教祖にお喜びいただくにはなど考えられるようになりました。
司会 本当に他にはない、かけがえのない日々を過ごせるということですね。

Q. 二部は全寮制ですが、寮生活はどのようなものですか?

A. 同じ世代の人が集まり、一緒に暮らしているからこそ学べるものが多いです。さらに、結びつきも深く楽しい時間を過ごすことができます。また、いろいろなことを指導してくれる先生もいるので、知らないことを学んだり、悩みを相談できたりと家では味わえない生活をすることができます。

早川 私は寮生活をして挨拶がよくできるようになった気がします。地元の友達などに会うと、なかなか挨拶をしないように感じるのですが、寮生活をする中で挨拶はすごい大切なんだなと感じました。寮生活で教えてもらったり、上級生の姿を見て身についたと思います。
前田 この年齢で学ばせてもらえる環境にいることができて本当に良かったと思います。厳しいこともあったと思いますが、その中を通ったからこそ身に付いたこともありますね。また、学年が上がるにつれて下級生など、人に優しく接することができるようになったとも思います。
阿部 この生活はありがたいと感じれます。
山本 僕は全員でまとまろうという気持ちが生まれたように思います。事情や身上を通して、全員で考えて思いやることができるようになりました。
窪田 同級生でも一番最初はバラバラだったように思います。でも同じ場所で過ごしていくうちに、かけがえの無い絆が生まれてきたと思います。卒業した後も、ずっと付き合っていける仲間になれたと思います。
前田 あとは、誕生日などは多くの友達に祝ってもらえて、すごく感激しましたね。本当に嬉しく感じます。生んでくれた親にも感謝できました。
伊藤 学校が休みの時でも、祝ってもらえるのでいいかなと思います。一緒に生活してるからこそ、家族のようになれる。そんな結びつきがあるのだと思います。
山本 それに、いろいろとお世話をしてくれる幹事さんや先生の存在も大きいと思います。時に厳しく、時に優しく未熟な僕たちをひっぱってくれる存在がいてくれるというのも良いと感じますね。
司会 かけがえのない絆を深めることのできる場所が寮ということですね。

Q. 定時制で夕方からの学校生活というものがイメージしにくいです。どのようなものですか?

A. 初めは戸惑うことが多く、ひのきしんをした後の授業は大変なように感じますが、すぐに楽しくなって一生懸命に授業を受けることができるようになります。多彩な学校行事では普段味わうことのない体験があり、その中で生まれる絆はすばらしいものがあります。

前田 私は、初めは夕方からの授業に慣れるのが大変だったように感じます。すごく疲れていたようにも思いますし。
阿部 最初は、疲れからか集中できなかった気がします。
伊藤 でも、すぐに楽しくなって一生懸命に授業を受けることができるようになりました。
山本 学校は、とても楽しいと思います。行事などでは本当に盛り上がることもできます。他の高校では経験できない、熱中できるものが多いです。
阿部 学校行事では団結力が違いますね。
山本 時間が限られている中ですが、全身全霊をかけることができます。体育祭や文化祭は本当にそうですね。寮生活ということもあるのですが、みんなでいいものにしようと話し合ったりします。
窪田 それぞれが、いいものにしようとなれる。その意識をもって行事に取り組むことができます。
前田 さらにみんなで盛り上がって絆を深められます。
早川 そうですね。クラスや学年でも絆を深めることができます。準備なども全部二部生でやっていますから。設備やアーチなども、普段のひのきしんで培ったことをしている感じです。
窪田 文化祭は各つとめ先毎に、プロ並みの技術が披露されてすごいと思います。全校生徒全員が楽しめるなんて、そうそう無いと思います。
伊藤 こんなに自分たちで、一から全て色々と出来ることは無いと思います。
司会 学校生活は、本当に充実した生活を送ることができるのですね。普段のつとめで培ったことを披露できるというのも醍醐味だと感じます。

Q. 二部はクラブ活動が盛んですが、厳しいのですか?

A. クラブ活動をしているからこそ学べることが多いです。限られた時間ですが、その中で充実した日々を過ごすことができます。全国大会などで成績を残していますが、初心者も多く、学年の枠を超えて楽しくクラブ活動に勤しむことができます。

伊藤 クラブをして、本当に良かったと思います。無かったら今の自分はないと思います。
山本 本当にやりがいがあると思います。特に45分と限られた中で練習をしているので、効率よくプレーに活かしたりすることができるようになりましたね。また、ミーティングや打ち合わせを寮ですることも出来て、上級生から教えてもらうことも多くて、良い経験になりました。
阿部 一日の最後に全力でやって。ストレスの発散というか、疲れはしますが、精神的にとても充実することができます。
窪田 時間は少ないのですが、その時間に打ち込むことで充実した生活を送ることができます。不思議なのですが、明日もまた頑張ろうと思えるんです。また、部活でみんなで助け合って練習を積み重ねて、全国大会で優勝できると本当にかけがえのないものになりますね。あの瞬間の出来事は忘れられないです。やっていて良かった。二部に来ていて良かったと思えます。
早川 私は吹奏楽の近畿大会で全日制と同じ中、金賞を手にすることができたので感動しました。
前田 みんな大変な中ですが、全国大会などで成績を残そうと頑張れる。目標を持って毎日を過ごすことができるようになると思います。一分一秒を無駄にしないように、中身を充実させることができるようにもなりましたね。ある意味、時間が限られた中で精一杯打ち込めているので、トラブルも少なかったように思います。クラブ活動を通してみんなが一つになれるのだと思います。
阿部 トラブルというよりは、お互いに気持ちを出し合って良いものにしていこうというようになりました。それも絆を深くすることもできて。
司会 時間が限られていますが、クラブ活動を通して得られるものは大変価値のあるものなのですね。

Q. 二部で将来の夢を見つけることはできますか?

A. さまざまな経験を通して自分を見つめることができます。その中で今まで無かった考えや目標を持つことができるようになります。かけがえのない時間や友達との生活は将来に役に立つことばかりだと思います。

窪田 私は、この二部に来て院内学級の先生になりたいと思えるようになりました。中学までは漠然としていましたが、つとめ先のひのきしんで子どもと接するきっかけを与えていただいて、人に教える職業に就きたいと考えるようになりました。そんな子どもをたすけるというか、人の為に何かできるようになりたいと考えています。
阿部 僕は、初めはお道のことをやっていくことが嫌で、専修科なども行きたくないと考えていたのですが、二部で生活していて別席を運び、信仰を深めていく中で、お道のことを好きになっていきました。この二部での生活をしていく中で、そのように考えられるようになったので、将来的には教会長として信仰を伝えることができるようになりたいと思っています。
山本 中学のときは、将来のことをあまり考えていなかったのですが、つとめ先で木工作業をさせていただく中で大工になりたいと思うようになりました。修行は大変で時間はかかると思うのですが、将来、教会の普請をさせていただきたいと考えています。
前田 私は子どもに二部に入って同じように学んでほしいと思っています。ここで生活して大変なこともあったけれど、ためになることが多かったので、この喜びを子どもにも伝えたいと思っています。
伊藤 将来は布教師になって、教会で奥さんとして過ごしたいと考えています。高校に入るまでは、天理教のことが好きでは無かったように思います。おぢばの学校に通わせていただいて、神様のお膝元で過ごす中で自分自身がたくさんご守護をいただきました。おさづけやおつとめで、たすかることを実感し、確信が持てるようになりました。だから、このお道を一人でも多くの人に伝えたいと考えています。
早川 私は保育士になりたいと思っています。保育所などで団参をさせていただいているということを聞かせていただいて、小さい子にお道のこと知ってもらえたり、姿などを通してお道のことを知ってもらえたらいいなと思っています。

司会 みんな将来について考えることができるようになったのですね。それぞれに夢が叶うといいですね。みなさんいろいろと、お話いただきありがとうございました。

ページの先頭へ