イベント

　12月３日、奈良県警察天理警察署生活安全課米田様を講師にお迎えし、１年生を対象とした薬物乱用防止講座を開催しました。未来を担う生徒たちが、薬物の危険性や誘惑から身を守るための知識と意識を高めることを目的としています。

講座で学んだ主な内容

講座では、薬物乱用の現状と危険性について、具体的な事例を交えながら深く学びました。

• 多様化する薬物の種類と手口
  • 従来の違法薬物だけでなく、一見無害そうに見える「キャンディ」や「バスソルト」といった形を装って若者に近づく危険な薬物があることを知りました。
  • これらの巧妙な手口にだまされないよう、「知らないもの」・「怪しいもの」は決して口にしない、受け取らないという強い意志を持つことの重要性を学びました。
• 薬物がもたらす恐ろしさ
  • 薬物は、一度使用するとやめられなくなる依存性だけでなく、脳や心臓、精神に深刻な健康被害をもたらし、人生そのものを破壊してしまう恐ろしさがあることを理解しました。
  • 「皆やっている」・「害は少ない」という軽い気持ちが、取り返しのつかない結果につながることを再認識しました。
• 薬物乱用者の具体的な症状
  • 薬物乱用によって、幻覚や妄想、意識障害などの精神的な症状や、体調の急激な悪化など、様々な異常な症状が現れることを学びました。
  • これらの症状が、本人だけでなく、家族や友人など周りの人々にも多大な苦痛を与えることを知りました。
• 困ったときの相談窓口
  • 万が一、自分や友人が薬物の誘惑にさらされたり、使用してしまったと思われる状況に直面した場合、一人で悩まず必ず信頼できる大人や相談することが最も大切であると確認しました。また地域の専門機関（自治体の精神福祉保健センター、奈良県警察少年課）など具体的な相談先についても情報を共有しました。

生徒の皆さんへ

今回の講座は、皆さんの大切な未来を守るための第一歩です。薬物に関する正しい知識と、「ダメ。ゼッタイ。」という強い態度を身につけ、誘惑に負けない強い心を養ってください。