沿革 scroll↓ 明治33年 1900 天理高等学校は、古い歴史と伝統をもった学校です。 男女共学の新制高等学校として発足したのは、1948年4月のことですが、その歴史をたどれば、1900年にまでさかのぼります。 この年、天理教校が創設され 「道の上の子供仕込む所、通常一つ理を持って居た分にゃならん」(1901.4.16) との〈おさしづ〉にもとづき、親から子への信仰の伝承を目的として、天理教の学校教育が始められました。 明治41年 1908 これを母体として、1908年に中学校令による5年制の天理中学校が生まれ、1943年には、すでに1928年に開設されていた夜間制の天理中学校と一体となり、第一部(昼間制)と第二部(夜間制)からなる天理中学校に拡充されました。戦後、さらに天理第二中学校(1935年開設)をも統合しました。 大正9年 1920 以上は、男子校としての略史ですが、女子高としては、まず1920年、4年制の天理女学校が開設されました。これが1923年に5年制の天理高等女学校 となり、さらに、1944年に天理夜間女学校(1941年発足)を統合して、第一部(昼間部)と第二部(夜間部)を併置することになりました。 こうして、それぞれ昼夜両課程をもつ、天理中学校と天理高等女学校とが、学制改革によって、現在の天理高等学校の第一部(昼間部)と第二部(夜間部)に生まれ変わったのですが、学校設立の精神と目的は、天理教校創設以来一貫して変わらず、天理教の信仰信念を身につけた有為の人材の育成を主旨としていることは、言うまでもありません。 平成20年 2008 また、2008年には、旧制天理中学校が生まれてからちょうど百年という節目の年を迎えましたので、9月に創立百周年記念式典を執り行いました。 平成30年 2018 2018年、旧制天理中学校が生まれてから110年を迎えました。天理教の信仰信念を身に付けた有為の人材の育成を趣旨とした教育方針は、110年の時を超えて今に受け継がれています。