校長あいさつ 学校長 西田 伊作 大和の青垣に囲まれた奈良県北中部(天理市)、豊かな自然と歴史・文化的な景観に包まれた宗教的雰囲気が漂う中に天理高校はあります。 天理高等学校第二部は、男子は大正15年の天理青年訓練所、女子は昭和14年の修徳女学校に始まり双方とも幾らかの変遷を経た後、昭和23年(1948年)戦後の学制改革に伴い、定時制課程の天理高校第二部に統合され現在に至っています。しかしその建学の心を遡るならば明治33年(1900年)に開設された天理教校にその礎をおき、さらには明治41年(1908年)に開校された旧制天理中学校を創立の元としています。 生徒諸君は、それぞれ寮や詰所での生活を基盤としながら、昼間は教会本部各施設・各部署での働く教室と呼ばれるつとめ(ひのきしん)、つとめが終えた後は、本部神殿での参拝、学校の授業、そして部活動と、充実した毎日を営んでいます。 そして、これらの全ては「をや」の教えに基づく信条教育を柱として進められており、様々な経験を通して、辛抱・忍耐・努力することの大切さを学び、それは、あらゆる出来事を喜びや感謝の心へと向うための大きな力になることでしょう。 本校での四ヶ年の生活を通して、人のために心と身体を遣い動かし、ここおぢばで、陽気ぐらし世界実現を目指すようぼくへと、自ら育つ努力をしようとする高い志をもった皆さんを天理高校第二部は待っています。